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セクハラ巡査に甘い処分…「内容検討した結果」




不祥事の続く愛媛県警は身内に甘い処分を行ったようだが、そういう甘い処分が更なる不祥事を招く要因になりかねない。悪循環をきたしているとみていいのではないか。これはとりもなおさず愛媛県警トップの意識の問題と言えるだろう。もしくは愛媛県警内の構造的問題が要因となっている可能性も否定できない。警察庁の行う監査についても世間は注視せざるを得ない。監査でも通り一遍の指摘しかできなければ警察庁全体の体質に危機が迫っていると考えていいだろう。



http://www.yomiuri.co.jp/national/20141112-OYT1T50066.html

セクハラ巡査に甘い処分…「内容検討した結果」
2014年11月12日 19時13分

 愛媛県警本部の男性巡査が同僚の一般職女性にセクハラをしたとして、本部長訓戒の処分を受けていたことが分かった。

 処分は10月24日付。県警では今年、3件の懲戒処分があり、懲戒処分よりも軽い訓戒や注意などの〈監督上の措置〉も続いている。

 今回のセクハラは、県警監察官室によると、巡査が6月中旬と7月22日の勤務時間内に、職場で女性に対して不快にさせる性的な言動をした。女性が別の職員に相談したことから発覚し、監察官室などが調査した。巡査は「大変申し訳ありません」と話しているという。

 県警は、巡査の年齢や所属、セクハラ内容を明らかにしておらず、「女性のプライバシーや2次被害の観点から、詳細はコメントできない」としている。

 警察庁の懲戒処分指針では、セクハラに関する処分は本部長訓戒よりも重い「減給または戒告」となっているが、事案の内容によってはその限りではないとされる。監察官室は「今回の内容を検討した結果、監督上の措置である訓戒処分が相当と判断した」という。

 県警では今年に入り、守秘義務違反などの不祥事が続いている。

 1月、不正に入手した個人情報を元松山市議に漏らしたとして、男性警部を地方公務員法(守秘義務)違反で戒告とした。

 5月には、警察署の地域課男性巡査を、警棒を紛失したことを隠すために、仮眠中の同僚の警棒を盗んだとして減給10分の1(3か月)の懲戒処分に。10月にも、警察署の一般職男性が飲酒した上で、車で事故を起こして道交法違反(事故不申告)で停職6か月の懲戒処分になった。

 また手錠紛失で男性警部補を所属長注意に、不正に運転免許者照会をしたとして男性巡査部長を本部長注意としている。

 監察官室は「あらためて各種指導や教養を徹底し、再発防止に努めたい」としている。
2014年11月12日 19時13分 Copyright © The Yomiuri Shimbun 

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