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前川彰司さん(49)再審請求特別抗告棄却される?なぜだろう?



前川彰司さん(49)再審請求特別抗告棄却される?なぜだろう?
  • まえかわしょうじ-前川彰司
  • 前川彰司さん(49)
  • 28年前の女子中学生殺害事件
  • 福井県警
  • 懲役7年服役後に無罪訴え再審請求
  • 特別抗告
  • 千葉勝美最高裁裁判長


http://mainichi.jp/select/news/20141213k0000m040087000c.html

福井・中学生殺害:関係者供述、評価割れる…再審取り消し

毎日新聞 2014年12月12日 21時24分(最終更新 12月12日 23時27分)

「布川事件」の桜井昌司さんから届いた激励のメールを見つめる前川彰司さん=福井市内の飲食店で2014年12月12日午後6時14分、村山豪撮影

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 最高裁が再審請求の特別抗告を棄却した福井女子中学生殺害事件では、関係者の供述の評価が揺れ動いた。再審請求審では、名古屋高裁金沢支部がもとの裁判で検察側が開示しなかった証拠の開示を勧告。捜査段階の関係者の供述調書や遺体の解剖写真など計88点が新たに開示され、金沢支部はこれらを検討して再審開始を決定した。しかし、名古屋高裁が判断を覆し、最高裁も維持。再審の道は閉ざされた。

 被告だった前川彰司さん(49)の自白がなく、客観証拠もない中、確定判決は「事件直後に血の付いた服を着た前川さんを見た」などとする知人の目撃情報などを有力な間接証拠として有罪を導いていた。金沢支部は、新たに開示された証拠から再検討した。

 開示された関係者の捜査段階の供述調書は、有力証拠とされた知人の証言の変遷に合わせた形跡があり、前川さんが事件当日に乗ったとされる乗用車から血液反応が出なかった点も供述と合わないなどとして、金沢支部は「証言にあいまいな点があり、信用性に疑問がある」と指摘。「前川さんが犯人であると認めるには合理的な疑いが生じている」と再審開始を決定した。

 弁護側は「捜査機関による供述の誘導があった」と批判を強めたが、異議審で名古屋高裁は「各供述が、あるべき裏付けを欠いているとは言えず、変遷にはそれぞれ合理的な理由がある」と述べ、弁護側が提出していた新証拠の「新規明白性」も否定した。

 この事件では金沢支部の再審開始決定前になって、毎日新聞の取材で関係者の供述の信頼性に次々疑問が浮上。有力な目撃情報をもたらした知人は「事件の夜は前川さんに会っていない」と確定判決の内容を覆した。

 また、前川さんと現場へ行ったことを認めるよう県警から迫られた後輩男性は否定すると、前川さんの事件への関与を最初に証言した知り合いの暴力団組員(当時)に取調室で引き合わされ「警察に協力せえ」と恫愒(どうかつ)されたと証言している。

 弁護団事務局長の吉村悟弁護士はこの日出したコメントの中で「証拠である関係者の供述が極めて脆弱(ぜいじゃく)な事件だ」と指摘した。

 県警は「コメントすべき立場にない」としている。【川名壮志、竹内望】

 ◇「勝つまでやる」…前川さん



http://mainichi.jp/select/news/20141213k0000m040087000c2.html

福井・中学生殺害:関係者供述、評価割れる…再審取り消し

毎日新聞 2014年12月12日 21時24分(最終更新 12月12日 23時27分)

「布川事件」の桜井昌司さんから届いた激励のメールを見つめる前川彰司さん=福井市内の飲食店で2014年12月12日午後6時14分、村山豪撮影

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 12日夜、福井市内のお好み焼き店で取材に応じた前川さんは「司法は困ったもんやね」と吐き捨てるように言った。一方で「このままでは応援してくれる人たちに義理が立たない。勝つまで強い意思でやっていく」と再び再審請求を起こす考えを語った。

 前川さんは「難しい試験を通って就く仕事かもしれないが、(出すべき結論が)反対ではないか」と裁判官を批判。19日に弁護団会議を開き、対応を協議するという。

 取材に同席した前川さんの父礼三さんは「大切なことを見逃して、真実を見つめていない。この一点です」と話した。【村山豪】



真実は分からない。28年前の事件もどんなものか知らない。はっきりしていることは、犯人とされて服役までさせられた人が今尚無実を訴えていること。28年前の事件について裁判所は調べようとしていないこと。
裁判所には1人の人間に真摯に向かい合う姿勢がまるで無いことだ。もういいじゃないか、もう済んだことだ。そんな態度が見えてしまう。新たに提供された資料は先の判断を覆すものではないというのが理由らしいが、先の判断がそんなに磐石な証拠で固められていたのだろうか。あやふやなものを繋いでかろうじて犯人としただけのものではなかったか。何と無く疑問が浮かぶのだ。冤罪の可能性を否定できない。



http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/fortythousand/42624.html

福井で女子中学生殺害【1986年3月21日付福井新聞】

(2013年5月21日午前10時57分)

 1986年3月19日夜、福井県福井市内の住宅団地で、卒業式を終えたばかりの女子中学生が刃物で首などをめった突きにされて惨殺される事件が起きた。福井署と県警捜査一課では、手口が極めて残忍なところから、交友関係のもつれなどえん恨の線が強いとみて捜査を開始した。しかし、21日午前零時現在、犯人は捕まっていない。

 殺されたのは、福井市豊岡2丁目、市営住宅東安居団地6号館239号室のスナックホステス、高橋静代さん(39)の二女で、光陽中を卒業したばかりの智子さん(15)。20日午前1時半ごろ、勤めから帰宅した静代さんが、自宅奥にある六畳の居間で、血だらけになって死んでいる智子さんを見つけた。智子さんはあお向けで倒れ、右首筋には台所にあった文化包丁(刃渡り18センチ)が突き立てられたまま。居間に敷いてあった電気カーペットの半分が、遺体を隠すようにかぶせられ、周囲にはおびただしい血が飛び散っていた。着衣の乱れはなく、乱暴された形跡もなかった。

 智子さんの遺体を解剖した結果、右側の顔面や首に20カ所以上の刺し傷があり、死因は出血多量。さらに、首には電気カーペットのコードで締めたとみられる二重の条痕があった。

 福井署の調べによると、智子さんは母親と二人暮らし。19日午前中に母親と卒業式に出席。母親とはいったん別れた後、午後5時半ごろに帰宅した。同6時ごろ、母親が勤めに出たため、智子さんは一人で留守番をしていたという。

 犯行時間は、智子さんが午後9時ごろ、母親の勤め先に電話していることから、発見までの4時間半の間とみられる。さらに近くの住民が、同9時半から10時ごろまでの間に「柔道の受け身のような音を聞いた」と証言しており、同署では特にこの時間帯に不審な人物を目撃した人がいないか聞き込みを続けている。

 これまでの捜査では▽現場が荒れていない▽部屋に押し入った形跡はない▽金品などに被害はない▽ドアの内鍵が掛かっていなかった-などから、犯人は智子さんの顔見知りの可能性が強い。さらに、知人が午後8時ごろ電話をした際、智子さんが「9時過ぎに友達が遊びに来る」と話していたことから、この人物が事件のかぎを握るのではないかとみている。

 犯行は、コードで首を締めて失神させた後、首や顔を何回も突き刺したとみられ、極めて残忍な手口。智子さんが最近、友人に「ある男と付き合わないと殺される」など漏らしていることからも、えん恨の可能性は強く、同署ではさらに交友関係の洗い出しを進めている。またこの夜、現場周辺で「黒い車を見た」との情報もあり、徹底した聞き込みを続けていく。

 現場となった東安居団地は、50年に全8棟が完成した。世帯数は約350戸。高橋さん母子が住んでいた6号館には47世帯が入居していたが、真夜中に起きた突然の凶悪事件に、付近の住民はショックを隠しきれない様子だった。



変な記事だ。卒業式というのに進路の情報が無い。大して重要でなかったのか。卒業式の夜9時に遊びに来る友達って誰だ?。男?女?。何度も刃物で傷つけるのは女である可能性が高い。男なら?。殺害の手口はコードで相手を締めてから、後でキッチンの刃物を持ってきて止めを刺している。残虐ともいえるし、小心者かも知れない。怖いから恐怖心から抜け出るために傷つけた。被害者が夜9時の来訪者の存在を伝えたことの意味も大きい。不安があったから人に伝えたのではないか。

捜査ではその男が「前川」と結論付けたのか?。何が根拠となったのだろう?。28年の間に人も動いた。コールドケースのように今なら見えなかった影が浮かんでくるかもしれない。

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