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暴力母子に殺された「愛媛17歳少女」近所住民は伊予市・警察にたびたび通報


2014年8月17日

愛媛県伊予市の市営住宅の押し入れに遺棄されていた17歳の女性の事件は、警察の不十分な対応も原因の一つ。

なすべきをなさない不作為の罪が警察にある。

具体的に問題の通報を受けた警官がいて、適切な行動を起こさなければいけなかったのに、警察官個人は隠れて世間に出てきていない。

罪:不作為、不十分、不適切、無能。
年齢:組織による犯罪





http://www.j-cast.com/tv/2014/08/18213287.html?p=all

暴力母子に殺された「愛媛17歳少女」近所住民は伊予市・警察にたびたび通報

2014/8/18 13:40

   近所の住民はたびたび児童相談所や警察、自治体に通報していたのに、役所の動きは鈍かった。愛媛県伊予市の市営団地の一室から大野裕香さん(17)の遺体が発見され、窪田恵容疑者(36)と少年3人が死体遺棄の疑いで逮捕されたが、田中良幸リポーターは「大野さんには全身に殴られたようなアザがあり、顔にも複数の傷がありました」と伝えた。
マンションベランダで殴る蹴る「止めて、助けて」
   田中は大野さんが遺体で発見されたのと同じタイプの部屋からレポートしていた。「この押し入れの下段で大野さんは発見されましたことになります。押し入れの広さは畳1畳ほどの広さがあります。警察の捜査が入る前までは、遺体は部屋の中に置かれ、捜査が入るということで、押し入れに隠されたようです」
防げなかった
   大野さんは小学校では料理部所属、中学では卓球部メンバーで、明るい少女だったという。クラスメートだった女子高生は「いつもニコニコ笑っていた」と話す。しかし、高校へ進学してから様子が変わった。「高校1年生の夏休み以降は休みがちで、2年生に進級することなく退学しました。それまでの黒髪も金髪に染め、何かがあったのかなと思いました」と友人は話す。
   田中「高校に入学してから、この部屋に住む窪田容疑者の長女と友達になったそうです。そして、居候として住み始めました。窪田容疑者の家族は長男と長女、二女、三女の5人暮らしで、それぞれに部屋を持っていましたが、大野さんは居間のソファで寝起きをしていたようです」
   しかし普通の居候生活ではなかった。マンションの同じ棟に住む住人は「ある時、やめて、助けてという女性に悲鳴が聞こえたので、外を見るとベランダに倒れ込んだ大野さんを母親が激しく足蹴にしていた」と話す。別の住民は「子供の友人が数多く出入りしていました。ベランダで花火をしたり、物を壊したりするなど周囲とのトラブルも絶えませんでした」という。
   田中「これらのトラブルから、近所の人たちはこの家族に近づかないようにしていたようです」
児童相談所、両親に「警察に行ってみたら…」
   大野さんの両親はおととし(2012年)4月と昨年2月の2回、児童相談所に相談している。児童相談所は窪田の部屋を訪れ、大野さんと面談したが、帰宅を拒否したので『警察に相談してみては』と両親に伝えた。警察は今年6月に大野さんの存在を確認している。市役所も団地住民の会合で「若い女性がいて、このままだと殺されるかもしれない」と聞き、市職員が何回か訪問したが、いずれも留守で会えなかった。ただ、その後は児童相談所にも警察にも連絡をしなかった。
   司会の小倉智昭「警察や市役所、児童相談所まで動いたのに、なぜ事件を防げなかったのかなあ」
   コメンテーターの夏野剛(慶応義塾大学大学院特別招聘教授)「行政は役割分担が決まっているのですが、大都市とは違い、少しの工夫で別な対応ができたはずです」
   石戸奈々子(デジタルえほん代表)「たしかに個人のプライバシーの問題はあると思いますが、人の命が危険に晒されていると考えた場合、別な対応が取れたはずですよ」
   帰宅を拒否されたと言っても、16歳の少女が言うことなのだから、「ちゃんと家に帰りなさい」と保護するなりするのが役目ではないのかな。

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